拝んで登る
研修・修行の一環で山に登ることがあります。その昔は山には多くの修行者がいて、そんな痕跡がみられる山が沢山あります。
ここ佐久は浅間山、荒船山、蓼科山と山々に囲まれています。
一見、デフォルトの状態に感じてしまう生活の風景。けれど当然、山も生き動いていて、私たちと一緒で山登りをすると特に感じさせてくれます。
大きな懐に入っていく感覚。解放的になり、山の偉大さに圧倒され自分という者の考えなんてどうでもよくて、自分が薄れていく感覚。
山登りの道中、「六根清浄~」と修験道ではお唱えをして登ります。
六根とは眼、耳、鼻、舌、身、意(心)で
全身、全感覚よ清まれということです。左右に振れた気を戻す、リセットの運動。
山に、自分に、拝んで登る。
近年の登山、キャンプブーム(もちろん私もその一人)も納得。
ブームとかではなく、そもそも求めている感覚の様に感じる今日この頃。